Matplotlib/SciPy/pandas/NumPy サンプルコード
[最終更新] (2020/07/11 22:25:10)
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概要

Python で数学的なことを試すときに利用される Matplotlib/SciPy/pandas/NumPy についてサンプルコードを記載します。

チュートリアル

インストール

pip でインストールする場合

pip のインストール

sudo apt install python-pip

ユーザ毎にインストールする場合

pip install --user numpy scipy matplotlib ipython jupyter pandas sympy nose
ls ~/.local/lib/python2.7/site-packages/

システム全体にインストールする場合

sudo pip install numpy scipy matplotlib ipython jupyter pandas sympy nose

apt/yum でインストールする場合

pip と比較してインストールされるバージョンが古くなります。

sudo apt install python-numpy python-scipy python-matplotlib ipython python-pandas python-sympy python-nose

新規 ndarray 配列の作成

import numpy as np
a = np.array([[1,0],
              [0,1]])

a = np.arange(15).reshape(3, 5)
a.resize(3,5) # 破壊的に自身を変更

型の明記

np.array( [ [1,2], [3,4] ], dtype=np.float64 )

すべて 0/1/未定 (dtype 未指定時は np.float64 )

np.zeros( (2,2), dtype=np.int64 )
np.ones( (2,2), dtype=np.int64 )
np.empty((2,2))

乱数

np.random.random((2,2))

10 以上 30 未満で +5

np.arange(10, 30, 5)
np.arange(0, 2, 0.3)

10 以上 30 以下で 10 要素

np.linspace(10, 30, 10)
np.linspace(0, 2*np.pi, 100)

コピー

b = a.copy()

一次元配列の取得

b = a.ravel()

条件を満たすインデックスを取得

a = np.array([1, 2, 3], dtype=np.uint8)
np.where(a == 2)[0][0]  #=> 1

配列としての演算

要素の合計値

np.sum(a)
a.sum()

要素の最大値

np.max(a)
a.max()

次元数

a.ndim

各次元の要素数

a.shape

全次元の要素数の合計

a.size

要素の型およびバイト数

a.dtype.name
a.dtype.itemsize
a.itemsize

各要素の値を二乗

a**2
a * a

各要素に対して条件判定

a < 2

各次元毎の演算

a.sum(axis=0) # 列j の合計
a.sum(axis=1) # 行i の合計

関数の各要素への適用

np.exp(a)
np.sqrt(a)
np.sin(a)
np.floor(a)

結合/分割

np.vstack((a,a))
np.hstack((a,a))
np.vsplit(a,999)
np.hsplit(a,999)

基本的な線形代数の演算

加減算

a + a
a - a

行列の積

a.dot(a)

転置行列

a.T
a.transpose()

逆行列

np.linalg.inv(a)

単位行列

np.eye(サイズ)

トレース

np.trace(a)

外積、内積、ノルム

from numpy import cross
from numpy import array
from numpy.linalg import norm

a = array([1,2,3])

cross(a, a)
a.dot(a)
norm(a)

軸を指定した、多次元配列 (テンソル) の転置

x = np.random.rand(1, 2, 3, 4)
y = x.transpose(1, 0, 3, 2)
print(x.shape)  #=> (1, 2, 3, 4)
print(y.shape)  #=> (2, 1, 4, 3)

可視化

画像データの表示 imshow

Uploaded Image

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

myimg = np.array([
  [[1.0, 0.0, 0.0], [0.0, 1.0, 0.0]], 
  [[0.0, 1.0, 0.0], [0.0, 0.0, 1.0]]])

plt.imshow(myimg)
plt.show()

グラフの表示 plot

Uploaded Image

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

a = np.array([9,1,9,1])

plt.plot(a)
plt.show()

移動平均による平滑化

import numpy as np
a = [1,1,1,1,1]

def MovingAverage(a, n=3):
    ret = np.cumsum(a, dtype=float)
    ret[n:] = ret[n:] - ret[:-n]
    return ret[n - 1:] / n

MovingAverage(a)

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