Grafana の簡単な使い方
[履歴] [最終更新] (2018/09/14 01:08:13)
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概要

データ可視化ツールの一つ Grafana の簡単な使い方を把握します。

インストール

APT

APT レポジトリを追加します。

sudo vim /etc/apt/sources.list.d/grafana.list
deb https://packagecloud.io/grafana/stable/debian/ stretch main

インストールします。

sudo apt update
sudo apt install grafana
dpkg -L grafana

systemctl で起動設定等を行います。

systemctl list-unit-files --no-pager -t service | grep grafana
systemctl status grafana-server.service
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable grafana-server.service
sudo systemctl start grafana-server

必要に応じて設定ファイルを更新します。

sudo vim /etc/grafana/grafana.ini

Docker

Docker でデータを永続化させるために -v を指定しておくと安心です。-e によって grafana.ini の内容を設定できます。nginx リバースプロキシ等を利用する場合はドメイン等を正しく指定する必要があります。

mkdir -p $HOME/grafana/data
docker run -d \
  -e "GF_SERVER_ROOT_URL=http://www.example.com/grafana/" \
  -e "GF_SERVER_DOMAIN=www.example.com" \
  --user `id -u` --name=grafana -p 8080:3000 -v $HOME/grafana/data:/var/lib/grafana grafana/grafana

簡単な使い方

管理ユーザ admin の初期パスワードは admin です。DB とサンプルデータを用意します。

CREATE DATABASE mydb;
USE mydb
CREATE TABLE mytable (
  c1 INTEGER,
  c2 INTEGER,
  c3 INTEGER
);
perl -e 'print "INSERT INTO mydb.mytable VALUES ($_,$_,$_);" for 1..1000' | mysql -uroot

以下のような設定でグラフを追加してみます。

SELECT
  (1536850062 + c1) AS time_sec,
  c2 AS value,
  CAST(c3 % 2 AS CHAR) AS metric
FROM mytable
ORDER BY c1 ASC

Uploaded Image

  • time_sec に UNIX タイムスタンプの値を指定して横軸に設定できます。
  • value で縦軸の値を設定できます。
  • metric の数だけ折れ線が追加されます。
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