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デザインパターンを活用して美しいコードを書く方法を発信しています。開発の効率化が得意です。
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ワイルドカードはファイルの名称を補完する機能です。Perlなどの正規表現とは記述方法が異なりますので注意してください。
*
は任意の文字列に合致?
は1文字に合致[]
は[]内の任意の1文字に合致[!]
は[]内に含まれない任意の1文字に合致
サンプル
$ touch dummy.txt
$ ls dumm*
dummy.txt
$ ls dumm?.txt
dummy.txt
$ ls [a-zA-Z0-9][dum][dum][dum]y.txt
dummy.txt
$ ls dumm[!dum].txt
dummy.txt
タブによる確認と併用すると便利です。例えば
$ ls
file-0001.txt file-0002.txt file-0003.txt file-0004.txt file-0005.txt
という状況で 1,2,3 のみ削除したい場合は rm の対象をワイルドカードで指定して、エンターを押す前にタブで確認できます。
$ rm file-000[1-3].txt←ここでタブを押す
file-0001.txt file-0002.txt file-0003.txt
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