モーダルを閉じる工作HardwareHub ロゴ画像

工作HardwareHubは、ロボット工作や電子工作に関する情報やモノが行き交うコミュニティサイトです。さらに詳しく

利用規約プライバシーポリシー に同意したうえでログインしてください。

Windows Server EC2 インスタンスによって Active Directory を構築する設定例

モーダルを閉じる

ステッカーを選択してください

お支払い手続きへ
モーダルを閉じる

お支払い内容をご確認ください

購入商品
」ステッカーの表示権
メッセージ
料金
(税込)
決済方法
GooglePayマーク
決済プラットフォーム
確認事項

利用規約をご確認のうえお支払いください

※カード情報はGoogleアカウント内に保存されます。本サイトやStripeには保存されません

※記事の執筆者は購入者のユーザー名を知ることができます

※購入後のキャンセルはできません

作成日作成日
2021/08/08
最終更新最終更新
2023/11/14
記事区分記事区分
一般公開

目次

    Gitの便利な機能であるInteractive Rebaseを勉強中

    本ページでは Windows Server 自体の設定で AD を構築する例を記載します。

    AD の Domain Service (DS) および DNS 役割のインストール

    注意

    RDS CAL に関連して、AD DC と同じサーバに RDS セッションホストをインストールする場合は、最初に DC をインストールしてから、その後に RDS セッションホストをインストールします。

    If you are using a single computer as both the RDS server and as a DC, configure the computer as a DC before you begin installing the RDS roles.

    Install Remote Desktop Session Host role service in Windows Server without Connection Broker role service

    Server Manager の Add Roles and Features をクリックします。参考: Installing AD DS by using Server Manager

    Next をクリックします。

    Role-based and feature-based installation をクリックします。

    Next をクリックします。

    Active Directory Domain Service と DNS Server を選択します。

    DNS サーバとして稼働する EC2 インスタンスに静的 IP が付与されていない場合は警告が出ます。今回は検証用の AD であるため、このまま進めます。

    Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    再起動することを許可したうえで Install します。

    AD DS の初期設定

    Server Manager を起動すると AD DS の初期設定が完了していない旨の警告が出ます。
    Promote this server to a domain controller をクリックします。

    Add a new forest を選択します。onprem.example.com ドメインを forest 内に作成します。参考: AD DS Installation and Removal Wizard Page Descriptions

    補足

    Forest は Domain Tree が所属する入れ物です。

    Active Directoryの基本構成【連載:ADについて学ぼう基礎編(3)

    AD が破損した場合に修復するためのモードにおけるパスワードを設定します。

    DNS に指定した onprem.example.comexample.com から NS レコードで委譲された zone ではないため、そのまま Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    Install します。

    自動で再起動されます。再起動後は domain に参加していることが確認できます。

    新規 AD admin ユーザの追加および RDP 許可設定

    AWS Directory Service を利用した場合と同様に「Active Directory Users and Computers」を起動します。

    「New」→「User」をクリックします。

    AD における管理ユーザを作成してみます。

    Add to group をクリックします。

    Domain Admins に追加します。

    RDP 接続できることを確認します。

    新規 AD 一般ユーザの追加および RDP 許可設定

    onprem.example.com\admin と同様の手順で onprem.example.com\rdp-user99 を追加したとします。

    ただし Domain Admins には含めません。RDP 接続しようとすると以下のエラーが表示されます。

    Builtin → Remote Desktop Users → Properties をクリックします。

    onprem.example.com\rdp-user99 を追加します。

    しかしながら RDP 接続は別のエラーで失敗します。

    Run から gpedit.msc を起動します。

    Allow log on through Remote Desktop Services の Properties をクリックします。

    Remote Desktop Users を追加します。

    定期処理を待たずにポリシーを更新するためには gpedit /force を実行します。

    確かに onprem.example.com\rdp-user99 で RDP できることを確認します。

    参考資料

    別のマシンをドメインに参加させるための設定

    Windows Server 2019 EC2 インスタンスを別途起動して onprem.example.com に参加させてみます。

    設定方法

    正しく設定されると以下のようになります。

    注意点

    AD DS が稼働する EC2 インスタンスでは適切なポートを開放する必要があります。
    Directory Service を起動した際に作られる Step2 の Security Group を設定しておけば問題ありません。

    ドメインに参加したマシンに対して RDP するための設定

    Domain Admins に所属するユーザであれば、ドメインに参加したマシンに RDP 可能です。
    一般の AD ユーザで RDP するためには以下の設定が必要となります。

    追加で、以下の設定を行います。

    AD DS が稼働するマシンで「Group Policy Management」を起動します。「Default Domain Controller」を Edit します。

    Allow log on through Remote Desktop Services に対して、作成済みの MyRDPUsers グループと Domain Admins グループを追加します。

    Domain Admins を追加し損ねると onprem.example.com\admin で RDP できなくなります。その際は onprem.example.com\rdp-user99 で RDP した後に、各 AD 管理用のツールを「管理者として実行」することで設定を修復します。

    ポリシー更新の定期処理を待たない場合は、ドメインに新規に参加したマシンで gpupdate /force を実行します。

    確かにログオンできることを確認します。

    onprem.example.com ドメインと corp.example.com ドメインに対する信頼関係の設定

    本ページで構築した onprem.example.com と、Directory Service で構築した corp.example.com に対して双方向の信頼関係を設定してみます。

    それぞれのドメインは別々の forest に所属しているため、信頼関係の設定が必要になります。同じ forest 内の domain 同士に対する設定ではありません。

    onprem.example.com における DNS 転送設定

    onprem.example.com 側の DNS 設定を行います。

    New Conditional Forwarder をクリックします。

    Directory Service 側の DNS を指定します。

    正しく追加されたことを確認します。

    いずれかの AD 内のユーザの設定を確認しておきます。"Do not require Kerberos preauthentication" にチェックが入っていないことを確認します。

    onprem.example.com における信頼関係の設定

    「Active Directory Domains and Trusts」を起動します。

    Properties をクリックします。

    New Trust をクリックします。

    Next をクリックします。

    対向のドメインを指定します。

    Forest trust を選択します。

    Two-way を選択します。

    This domain only を選択します。

    Forest-wide authentication を選択します。

    後に AWS 側での信頼関係の設定時に入力するパスワードを設定します。

    Next をクリックします。

    Next をクリックします。

    AWS 側の設定が未完了であるため No を選択します。

    AWS 側の設定が未完了であるため No を選択します。

    Finish を選択します。

    正しく登録されたことを確認します。

    corp.example.com における信頼関係の設定

    AWS Directory Service において Add trust relationship をクリックします。

    対向の DNS 設定や信頼関係のパスワードを指定します。

    しばらく待ちます。正しく登録されたことを確認します。

    参考資料

    RDP の許可設定

    corp.example.com に対して onprem.example.com ユーザで RDP するためには以下の設定を追加します。

    onprem.example.com に対して corp.example.com ユーザで RDP するためには以下の設定を追加します。

    Likeボタン(off)0
    詳細設定を開く/閉じる
    アカウント プロフィール画像

    Gitの便利な機能であるInteractive Rebaseを勉強中

    記事の執筆者にステッカーを贈る

    有益な情報に対するお礼として、またはコメント欄における質問への返答に対するお礼として、 記事の読者は、執筆者に有料のステッカーを贈ることができます。

    >>さらに詳しくステッカーを贈る
    ステッカーを贈る コンセプト画像

    Feedbacks

    Feedbacks コンセプト画像

      ログインするとコメントを投稿できます。

      ログインする

      関連記事

      • AWS EC2 インスタンスの選定方法
        準仮想化と完全仮想化 AWS のインスタンスタイプが準仮想化と完全仮想化のどちらの仮想化技術を採用したハードウェアであるかによって、使用できる AMI (OS) が異なるのは以下の理由によります。 準仮想化 ParaVirtualization (PV) において OS は自分が仮想化用のハードウェア上で動作していることを知っています。つまり仮想化用にカスタマイズされた専用の OS が必要になりま...
        yuki_coderyuki_coder8/30/2017に更新
        いいねアイコン画像0
      • OpenVPN で二つの VPC をつなぐための設定
        インターネット VPN (Virtual Private Network) には二拠点間の通信を暗号化する方式によって IPsec-VPN や SSL-VPN などがあります。OpenVPN は SSL-VPN の実装のひとつです。AWS VPC を二つ用意してそれらを OpenVPN で接続してみます。 VPC の構成 myvpc-1 (10.1.0.0/16) mysubnet-1-1 (10...
        takuyatakuya8/11/2017に更新
        いいねアイコン画像0
      • Windows Server EC2 インスタンスへの CAL インストール
        サムネイル画像-8bae43ea3b
        Windows サーバを AWS EC2 インスタンスとして起動した後は、RDP 接続が必要となります。RDP 接続を行なうためには Remote Desktop Services (RDS) ライセンスが必要となります。 Windows Server のライセンスは、管理用途の RDS 接続を許可しています。その際に RDS ライセンスは不要です。ただし、[同時接続数が 2 という制限があります...
        けんちゃんけんちゃん11/18/2023に更新
        いいねアイコン画像0
      • AWS Lambda の基本的な使い方
        サムネイル画像-9285163f6b
        AWS Lambda はイベントドリブンな「関数」を登録できるサービスです。例えば S3 に画像がアップロードされたときにサムネイル用のサイズに加工する処理が記述された関数を登録できます。基本的な使い方をまとめます。 事前準備 関数の登録はブラウザで AWS コンソールにログインして行うこともできますが、本ページでは AWS C
        yuki_coderyuki_coder1/18/2020に更新
        いいねアイコン画像0
      • AWS 落穂拾い (Data Engineering)
        Kinesis Kinesis Streams データは 3 AZ にレプリケーションされます。Amazon Kinesis Data Streams FAQs 24 時間 (既定値) から 1 年までデータ保持できます。[Changing the Data Retention Period](https://docs.aws.amazon
        yuki_coderyuki_coder12/22/2024に更新
        いいねアイコン画像0