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MySQL 5.7 インストール手順

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作成日作成日
2016/11/08
最終更新最終更新
2020/12/12
記事区分記事区分
一般公開

目次

    MySQLの運用やレプリケーション設定など、実用的なノウハウを共有します。

    2016/11/07 時点、多くの環境では yum レポジトリ等に mysql 5.7 が含まれていません。公式ページからダウンロードしてインストールする手順を二つまとめます。

    yum レポジトリを追加する手順

    Installing MySQL on Linux Using the MySQL Yum Repository (mysql 5.7) をもとにしています。

    rpm のインストール

    Download MySQL Yum Repository から 5.7 (GA) の yum repository rpm をダウンロードします。例えば CentOS 6 であれば Red Hat Enterprise Linux 6 / Oracle Linux 6 (Architecture Independent), RPM Package を選択します。以下のコマンドで yum レポジトリを追加します。

    sudo rpm -ivh mysql57-community-release-el6-9.noarch.rpm
    

    レポジトリが追加されたこと、および mysql57-communityenabled=1 となっていることを確認します。

    less /etc/yum.repos.d/mysql-community.repo
    

    mysql-server のインストール

    yum コマンドで mysql をインストールします。

    yum info mysql-community-server
    sudo yum install mysql-community-server
    

    既存の他のバージョンの mysql と競合する場合は以下のコマンドで個別に remove してからインストールします。

    rpm -qa | grep mysql
    sudo yum remove xxx
    

    インストールに成功した後は、設置されたファイルを確認してみましょう。

    rpm -ql mysql-community-server | less
    

    mysqld の起動

    sudo service mysqld start
    sudo service mysqld status
    

    root 初期パスワードの確認

    mysql 5.7 では root に初期パスワードが設定されています。ログファイルに記載されているため grep で確認して変更します。

    sudo grep 'temporary password' /var/log/mysqld.log
    

    記載されていない場合はログ全体を確認します。

    sudo less /var/log/mysqld.log
    

    過去にインストールしていた mysql のデータが残存している場合があります。

    grep 'datadir' /etc/my.cnf
    sudo ls /var/lib/mysql
    

    そのような場合は datadir を削除してから再度 start します。データが削除されるため実行時は注意してください。

    sudo service mysqld stop
    sudo su -l
    rm -rf /var/lib/mysql/*
    exit
    sudo service mysqld start
    sudo service mysqld status
    

    root パスワードの変更

    確認した初期パスワードでログインします。

    mysql -uroot -p
    

    以下のコマンドでパスワードを変更します。

    ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED BY 'MyNewPass4!';
    

    パスワードなしでログインできるようにするためには /etc/my.cnf を編集して再起動します。

    sudo vim /etc/my.cnf
    skip-grant-tables  ← [mysqld] セクションに追記
    sudo service mysqld restart
    

    セキュリティ上の観点から好ましくない状況もありそうですが、初期パスワード変更後の root ユーザーでプラグインをアンインストールすることでもパスワードなしログインを実現できます。

    UNINSTALL PLUGIN validate_password;
    SET PASSWORD = '';
    

    パスワードが失効しない設定であることを確認

    mysql 5.7 には、一定期間が経過するとパスワードを失効させてログインできなくする機能があります。不要な場合は、以下のコマンド結果が 0 であることを確認して無効になっていることを確認します。

    select @@default_password_lifetime;
    

    apt レポジトリを追加する手順

    Debian9 の場合は以下のようにします

    wget https://dev.mysql.com/get/mysql-apt-config_0.8.10-1_all.deb
    sudo dpkg -i mysql-apt-config_0.8.10-1_all.deb
    sudo apt update
    sudo apt install mysql-community-server
    sudo apt install mysql-community-client
    sudo apt install libmysqlclient-dev
    

    ビルド済みのバイナリを tar.gz でダウンロードする手順

    Installing MySQL on Unix/Linux Using Generic Binaries (mysql 5.7) をもとにしています。

    tar.gz ファイルのダウンロードおよび解凍

    Download MySQL Community Server から Linux - GenericCompressed TAR Archive をダウンロードして /usr/local/ に解凍します。以下は 64bit 版の例です。

    sudo mv mysql-5.7.16-linux-glibc2.5-x86_64.tar.gz /usr/local/
    sudo su -l
    cd /usr/local/
    tar zxvf mysql-5.7.16-linux-glibc2.5-x86_64.tar.gz
    

    mysql ユーザーの作成

    sudo groupadd mysql
    sudo useradd -r -g mysql -s /bin/false mysql
    

    ファイル権限を mysql ユーザーに設定

    sudo su -l
    cd /usr/local/
    ln -s /usr/local/mysql-5.7.16-linux-glibc2.5-x86_64 ./mysql
    cd mysql/
    mkdir mysql-files
    chmod 750 mysql-files
    chown -R mysql .
    chgrp -R mysql .
    

    datadir の初期化

    例えば datadir を /data/mysql にしたい場合は以下のコマンドを実行します。root ユーザーの初期パスワードが表示されますのでメモしておきましょう。

    sudo mkdir -p /data/mysql
    sudo /usr/local/mysql/bin/mysqld --no-defaults --initialize --user=mysql --datadir=/data/mysql
    sudo /usr/local/mysql/bin/mysql_ssl_rsa_setup --no-defaults --datadir=/data/mysql
    sudo chown -R mysql: /data/mysql
    

    my.cnf の設置

    sudo cp /usr/local/mysql/support-files/my-default.cnf /etc/my.cnf
    sudo vim /etc/my.cnf
    

    設定を編集します。

    [mysqld]
    datadir=/data/mysql
    socket=/tmp/mysql.sock
    user=mysql
    
    [mysqld_safe]
    log-error=/var/log/mysqld.log
    pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid
    
    [mysql]
    socket=/tmp/mysql.sock
    

    pid 用のディレクトリを作成します。

    sudo mkdir /var/run/mysqld
    sudo chown mysql: /var/run/mysqld
    

    mysqld の起動

    sudo /usr/local/mysql/bin/mysqld_safe --defaults-file=/etc/my.cnf &
    

    root パスワードの変更

    確認した初期パスワードでログインします。

    /usr/local/mysql/bin/mysql -uroot -p
    

    以下のコマンドでパスワードを変更します。

    ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED BY 'MyNewPass4!';
    

    パスワードなしでログインできるようにするためには /etc/my.cnf を編集して再起動します。

    sudo vim /etc/my.cnf
    skip-grant-tables  ← [mysqld] セクションに追記
    

    セキュリティ上の観点から好ましくない状況もありそうですが、初期パスワード変更後の root ユーザーでプラグインをアンインストールすることでもパスワードなしログインを実現できます。

    UNINSTALL PLUGIN validate_password;
    SET PASSWORD = '';
    

    パスワードが失効しない設定であることを確認

    mysql 5.7 には、一定期間が経過するとパスワードを失効させてログインできなくする機能があります。不要な場合は、以下のコマンド結果が 0 であることを確認して無効になっていることを確認します。

    select @@default_password_lifetime;
    

    ログローテートの設定や PATH 設定

    /usr/local/mysql/bin/mysql/ 以下のファイルに PATH を通したり logrotate するため設定などを適宜必要に応じて行います。

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