有界な順序集合の上界と下界について (upper_bound, lower_bound)
[履歴] [最終更新] (2016/07/09 19:01:06)

サンプルコード

ソートされた長さ N の配列 a_i は有界な順序集合です。有界な順序集合には上界 upper_bound と下界 lower_bound があります。a_iupper_bound によって上から押さえつけられています。lower_bound によって下から押さえつけられています。

#include <iostream>
#include <algorithm>
using namespace std;

int main() {

    int a[] = {1, 2, 3, 3, 4, 5}; // ソートされていること (重要)
    int n = sizeof(a) / sizeof(int);

    int* lb = lower_bound(a, a + n, 3); // min(i | a[i] >= 3) となる a[i] へのポインタ
    int* ub = upper_bound(a, a + n, 3); // min(i | a[i] > 3) となる a[i] へのポインタ

    cout << *lb << endl; //=> 3
    cout << *ub << endl; //=> 4
    cout << ub - lb << endl; //=> 2 ('3' の個数; ポインタ同士の減算)

    return 0;
}
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    概要 限られた時間の中で問題を解くために必要となる、競技プログラミングにおける基本的な処理のチートシートです。競プロにおけるメジャー言語 C++ を利用します。その際 C++11 の機能は利用せず C++03 の機能の範囲内で記述します。 頻度高く定期的に開催されるコンテスト AtCoder Codeforces