他の言語がそうであるように、rubyにも標準でデバッガが付属しています。'p' や 'pp' によるプリントデバッグは手軽であり、多くの場合それで十分なのですが、他人が作成した大規模なソフトウェアなどで、その挙動を把握したり機能追加後のデバッグを行う場合は、どのメソッドがどのような順番で実行されているかを把握しづらく、デバッガを使用することが好ましい場合が多いです。
以下のようにしてデバッガを起動します。gdb (The GNU Project Debugger) のようなCUIインターフェースになります。
$ ruby -r debug sample.rb
...
(rdb:1)
(rdb:1) help
(rdb:1) l
(rdb:1) (更にエンターで継続行の表示)
(rdb:1) b 10
(rdb:1) c
(rdb:1) p var
(rdb:1) s
(rdb:1) n
(rdb:1) q