標準デバッガの簡易な使用方法 (ruby)
[履歴] [最終更新] (2014/10/04 10:36:59)
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概要

他の言語がそうであるように、rubyにも標準でデバッガが付属しています。'p' や 'pp' によるプリントデバッグは手軽であり、多くの場合それで十分なのですが、他人が作成した大規模なソフトウェアなどで、その挙動を把握したり機能追加後のデバッグを行う場合は、どのメソッドがどのような順番で実行されているかを把握しづらく、デバッガを使用することが好ましい場合が多いです。

起動方法

以下のようにしてデバッガを起動します。gdb (The GNU Project Debugger) のようなCUIインターフェースになります。

$ ruby -r debug sample.rb
...
(rdb:1) 

デバッグ方法

ヘルプの表示

(rdb:1) help

現在のステップを表示

(rdb:1) l
(rdb:1) (更にエンターで継続行の表示)

例えば10行目にブレークポイントを仕掛ける

(rdb:1) b 10

コンティニューでブレークポイントまで進む

(rdb:1) c

変数の値を調査

(rdb:1) p var

step実行で関数の中に入れる

(rdb:1) s

一行だけ処理を進める

(rdb:1) n

デバッガの終了

(rdb:1) q
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    概要 pdb はこちらに記載した ruby デバッガ rdb の python 版です。 起動方法 python -m pdb buggy.py buggy.py #!/usr/bin/python # -*- coding: utf-8 -*- def div(x, y): return x / y def main(): x = 6 for i in [3