「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた」の管理者様の学習履歴を主に参考にしつつ、また上記管理者様をはじめとするTwitter英語学習クラスタのつぶやきを日々眺める中で知り得た、7000語程度から始める人向けの英語ボキャビル方法についてまとめました。毎日大量の時間を長期的かつ継続的に投資しなければならないため、この情報を知っていること自体に価値はないと考え、それよりもより多くの英語学習者さんに選択肢の一つとして知ってもらえたらと思い、まとめた次第です。ある方から質問を受けたのをきっかけに。ただ、後述の通りある程度のIT知識が必要です。
より多くの英単語を知っていると、英語の技術情報Webページをより有効に活用できますよね。このQooskyというサイトは、趣味の電子工作についての情報置き場として作った経緯がありますので念の為。
2013年の12月頃
7000語程度 (当時の要領の悪い学習方法で挫折した単語帳の進捗具合から推定)。速読英単語上級編とターゲット1900を使用していた大学入試を終えた後、5年間程度、一度の挫折を除きボキャビルをしなかった結果です。入試ではこれでほとんど困らなかったのでボキャビルはもういいのかと勘違いした結果でもあります。場当たり的で無計画な英語ニュース読解などでは、ほとんど語彙力上がらなかったという事実を示す結果でもあります。
2010年からボキャビルを開始する直前まで、数値的にも英語力の停滞が確認できます。
忙しい平日にノルマを課して、土日で達成できなかったノルマの埋め合わせを行うという方法を取りました。平日頑張れば土日がラクになりますからやる気が出ます。平日忙しくて怠けてしまったら、その分土日で取り返してやろうという気が出てきます。また、平日の忙しさの波に影響され難く、スケジュールの進捗が安定します。ちなみに社会人の一例ですので、学生さんでかつ時間に余裕がある方でしたらもっと短期間でこなせるかもしれません。
SVL1-6は基本単語ばかりですが、念の為一通り確認してみました。案の定「carpenter」や「fountain」といった名詞に少々の漏れがあることが確認されました。SVL7-9は比較的容易ですが、SVL10-12および英単語の部屋、COCAはほぼ未知語の領域になってきます。SILは正直なところ、あまり学習効果が得られた気がしていませんので、やらなくてもよかったような気がしています。「動詞を使いこなすための英和活用辞典」もSILと似たような感じでしたので、途中でスケジュールから外しました。一方で、「アメリカ口語辞典」は解説が豊富で覚えやすく、お勧めできます。
「レベル24」推定語彙数「17001~18000語」称号「達人」grade「savant」回答時間「1分12秒」スコア「179.3」
が最大値として出る程度。レベル30は未だ雲の上。
『Spice and Wolf』などが以前ほど辞書を使用せずに読める程度になっていました (1-2語/ページの頻度で辞書を引いておきたくなる単語に遭遇)。
TOEIC 955 (2014/07/27実施) 取得できました。学習を開始してから初の受験です。
2013年末までの停滞が打開できたのは、語彙力が上がったこと自体にあるというよりは、「新規語彙Anki」→「洋書や英語アニメで新規習得語彙に遭遇」→「語彙定着」→「総合的に英語力上昇」みたいな流れにあるような気がしています。気がするだけですが。
まかー様には不都合な事実ですが、Windows PCを用意して、Ankiというソフトをインストールしておきます。ここからは、上述の通り多少のITスキルが求められますので、こういった作業が不得手な方は、身の回りの詳しそうな人に以下の内容をお願いするとよいかもしれません。