目次
インフラ構築と自動化が得意。TerraformとAnsibleでインフラを自動構築するお仕事が多め
ダウンロード
無償で利用できる MySQL Community Server を入手します。こちらのページにアクセスします。「Generally Available (GA) Releases」→「Select Platform: Source Code」→「Generic Linux (Architecture Independent), Compressed TAR Archive」と選択して Download します。登録画面は「No thanks, just start my download.」でスキップできます。
インストール
必要なソフトウェアのインストール
$ sudo yum install gcc-c++ make cmake ncurses-devel perl
解凍
$ tar zxvf mysql-5.6.25.tar.gz
$ sudo mv mysql-5.6.25 /usr/local/src/
ビルド
root で作業します。
# cd /usr/local/src/mysql-5.6.25
Makefile を作成します。
# cmake . \
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local/mysql-5.6.25 \
-DDEFAULT_CHARSET=utf8 \
-DWITH_EXTRA_CHARSETS=all \
-DDEFAULT_COLLATION=utf8_general_ci \
-DWITH_PIC=1
ビルドおよびインストールします。
# make
# make install
インストールされました。
# /usr/local/mysql-5.6.25/bin/mysql --version
/usr/local/mysql-5.6.25/bin/mysql Ver 14.14 Distrib 5.6.25, for Linux (x86_64) using EditLine wrapper
初期設定
mysql ユーザの作成
過去に yum で mysql の RPM をインストールした場合などは既に作成されています。
$ id mysql
uid=501(mysql) gid=501(mysql) groups=501(mysql)
存在しない場合は以下のコマンドで作成します。ログインできないようにホームディレクトリは作成せず (-s /sbin/nologin) パスワードも設定しません (-M):
$ sudo groupadd mysql
$ sudo useradd -M -s /sbin/nologin -g mysql mysql
各種ファイルの作成
$ sudo /usr/local/mysql-5.6.25/scripts/mysql_install_db \
--user=mysql \
--basedir=/usr/local/mysql-5.6.25 \
--datadir=/usr/local/mysql-5.6.25/data
/etc/my.cnf の作成 (既に存在する場合は編集)
[mysqld]
user=mysql
datadir=/usr/local/mysql-5.6.25/data
socket=/tmp/mysql.sock
[mysqld_safe]
log-error=/var/log/mysqld.log
pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid
[mysql]
socket=/tmp/mysql.sock
自動起動の設定
$ sudo cp /usr/local/mysql-5.6.25/support-files/mysql.server /etc/init.d/mysqld
$ sudo chmod +x /etc/init.d/mysqld
$ sudo chkconfig --add mysqld
$ sudo chkconfig mysqld on
サービスの起動
$ sudo service mysqld start
Test データベースなどの削除
$ cd /usr/local/mysql-5.6.25
$ sudo ./bin/mysql_secure_installation
パスの設定
$ echo 'export PATH=/usr/local/mysql-5.6.25/bin:$PATH' >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
動作検証
$ mysql -uroot
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